ピンのオープニング独奏を弾こう
タイ伝統楽器ピン必修フレーズ!オープニング独奏を弾く
前回、前々回とピン音楽の構成について解説しました。
YOUTUBEの動画を見て、少し構成が聴き分けられるようになったと思います。
やっぱり楽器は弾かないと面白くないですね。
それでは実際に弾いていきましょう。
1.オープニング独奏部分を聴く
อาจารย์แต๊กบรรเลงพิณลาย 4 ภาค【Esarn-Lampern】
0:00〜0:40部分
上の動画を見ると独奏部分がわかるかと思います。
ピンの中でも全流派共通のマストフレーズ!いきなり少し長いですが習得しましょう。
タイ、イサーンの奥地でもこのフレーズさえ弾けたら、何があっても大丈夫!覚えといて損はなし!!
2.ピンのスケールのおさらい
ピンのスケールのおさらいをしていきます。
詳しくはこちらに記載されています。
今回からこのブログでは五線譜で解説していこうと思います。五線譜での対応表がこんな感じになります。
3.実際に弾いてみよう!
見にくいですが、参考用の譜面と打ち込み音源です。(ピンのチューニングはEAEの順番です。)
基本的にロングトーンはトレモロピッキングで弾いていきます。音符に斜線が引いてあるのがその部分です。
これを基本にアレンジしていきます。
4.アレンジをする
タイの音楽はアレンジ重視です。楽譜のように弾けてもいいですが、好きなように解釈してアレンジしましょう。
アレンジの例です。
THE PARADISE BANGKOK MOLAM INTERNATIONAL BAND LIVE AT WASSERMUSIK FESTIVAL, [HKW] BERLIN 2013
0:20〜1:00部分
ลาย กลองยาวทำนองพ่อทองใส ทับถนน บรรเลงโดย อ.เบียร์ ทับถนน vs อ.ทองใส ทับถนน
0:00-0:20部分
アレンジがどれほど重要かわかりますね。五線譜であらわすとリズム、音価が決められているような気がしますが、弾く時は無視しちゃって構いません。
原型がわかる程度、終わりがバンドメンバーに伝わっていればどう弾いてもいいじゃないですかね。長さも全然違いますね。
アレンジのよくあるパターンは、一部を何度も繰り返す、ハンマリング、プリングで装飾音をつける、違うフレーズとくっつけるとかです。
動画を参考にして個性的なフレーズを弾きましょう。
終わりに
次回からこんな感じで、フレーズを中心に進めていきたいと思います。
タイ語譜面だとリズムがどうしてもわからない部分があるので、五線譜で進めていきます。次回からは短めの予定です。